ランチタイムコンサート

9月17日、長野市芸術館にて開催されましたランチタイムコンサートについて、長野市芸術館さんのフェイスブックより転載させて頂きます。


【ランチタイム・ピアノ・コンサート終演しました】

9月のランチタイム・ピアノ・コンサートは、大森晶子さんが出演。

今日のコンサートはオール・ショパン・プログラムでお届けしました。


ショパン・プログラムなら、あの曲を弾かれるのかな、と予想する超有名曲ではないけれど、ショパンらしい心の琴線に触れる美しい曲が並びました。


晩年のコンサートで演奏された、深い美しさをたたえた「ノクターン第8番」「舟歌」、祖国を思うショパンの思いが結晶した故郷の舞曲「ポロネーズ第5番」「マズルカ第32番」、シュトラウスのワルツが大流行していたパリで、ショパンが自分ならではの表現で書き上げた、若々しいエネルギーと野心があふれる「ワルツ第2番」。

それぞれの曲が書かれた頃のショパンの状況や環境、抱えていたであろう思い、曲の様式などについても、大森さんから簡潔に、けれども丁寧に説明していただきます。

このわかりやすいトークが助けになって、短い人生を、あふれる思いを抱えて生ききった作曲家の姿が、響きの向こうに立体的に立ち上がってきます。


ショパンに寄り添って歌う大森さんのピアノには、彼の生きる喜び、悲しみへの深い共感が感じられます。

その共感は、いつの時代も様々な悩みを抱える人々への共感でもあるようです。

あたたかくまろやかな音の粒が、聴く者の心を満たして底深く静かに輝き始め、そして、その輝きが、辛いことも多い日々の「あともう一歩」を支えてくれると信じられる、そんなひとときでした。


ご来場ありがとうございました。


<本日のアンコール>-----

ショパン:小犬のワルツ


<アンケートより>-----


♪マズルカやポロネーズの解説があってよかったです。ポロネーズと舟歌、泣きそうでした。


♪良かった。優しくて力強くて。


♪コロナ禍で中止にならなくてよかった。こんな時ですから尚更心に響きました。なんといっても生演奏は最高です。


♪素晴らしいの一言。スケールの大きさ、音量、芸術性、テクニック等いずれもトップレベルのピアニスト。MCも上手で45分があっという間でした。


♪いろいろと問題の多いご時世ですが、少しの時間でも素敵なピアノの音を聴けて、心が調う心地でした。


♪舟歌、素晴らしかったです。感動して泣いてます!


♪これまで私が聴いてきたショパンの曲以外からの選曲がほとんどでした。本日演奏していただいた曲のほとんどが、「そういえばショパンらしい、キラキラしたメロディ、重厚なハーモニーが存分に生かされている曲ばかりだったなあ」という感想を持ちました。ショパンのショパンらしさや味わい深さを再認識いたしました。《舟歌》の迫力には圧倒されました。


♪とても素晴らしかったです。音がきれいで魅力的なピアニストです。時間を工面して来てよかったです。いつも聴きたいと思いながらも、介護しているのでなかなか来られない現状です。今日はぜひ聴き逃したくなかったから、ショートステイを利用してきました。


♪オールショパンでとても楽しみに来ました。いわゆる王道の曲ではなかったですが、ショパンの新たな名曲を知れてよかったです。ラストの《舟歌》はとてもステキで感動しました。希望が湧いてきました。


♪ショパン、大好きです。大森さん素敵でした。主人の介護の合間に来ました。


♪どれも圧巻。ノクターン、心にしみました。


♪《舟歌》頑張ろうと希望が持てた。


♪アンコール曲が、来ていた子どもたちへのプレゼントのようでした。ステキなピアニストですね!


♪オールショパンのプログラム、良かったです。落ち着いた深みのある演奏、素敵でした。



0コメント

  • 1000 / 1000